轟一家の「ロデオボーイ&ロデオガール」

「ロデオボーイとロデオガール」

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************** 3ヶ月後 ************



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三つ編みのルーシー(チャド編)

「三つ編みのルーシー」(チャド編)

三つ編みのルーシーは、束ねた毛先を親指の腹でクリクリするのがクセだ。

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特に、会話に詰まった時とか、緊張したとき、とまどった時にはそれが顕著なのだ。



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だから、言うまでもなく、彼女は好きな男の子を前にすると、

その親指の動きがはやくなってしまって、それがまた彼女の何とも魅力的なはにかみになっているのだ。

彼女のお目当て・・・それはルーマニア系スイス人を母に、ボリビア系アルゼンチン人を父にもつツバル系サモア人のチャドだ。

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サークルルームで練習の時間を待つルーシーとチャドは二人きりになった。

会話にとまどう二人・・・。ルーシーの左手は、三つ編みの毛先を探り始めた。

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会話の糸口も見いだせない二人・・・。ルーシーの親指の腹は、それはそれはクリクリしまくったそうだ。








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「キャンディーキャンディー」

「キャンディー・キャンディー」

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轟一家「ディスカウント床屋」

「ディスカウント床屋」

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**********************10分後***********************************


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むし虫堂の「ドラえもん最終回」

「ドラえもん最終回〜小高酒〜」
−むし虫堂的下手な絵に免じて小学館許してちょんまげー

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のび太が出来杉みたいになったら、イヤだな。
のび太はのび太だからいいんだ。だからみんな好きなんだ。

草がのびるのは、毎日見てもわからん。
人の成長もしかりだ。
そのままで、大丈夫だ。
変わるときは変わる・・・いや変わってるんだ。

君は大丈夫だ。
そのままの君がいい。周りはそのままの君を好きでいて、
君も、僕も自分を好きだと思う時間をもてればいい。

今日後輩のお見舞いに行って、
大丈夫だと感じたんだ・・・・

後輩と交配はしなかったけどね!
げぼーーーーーはっはっはっはっは!(←怪物くんのお父さんの笑い方)

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フェチその5「フェチの法則」

「フェチの法則」

まぁ、世の中にはいろんなフェチが存在するわけでさ、

このフェチは、むし虫堂の重要なテーマでもあるわけなんだけど。


今日は、フェチについて、面白い法則を発見したので、報告したい。

それはさ、

「フェチ反比例の法則」

って命名したわけだけどさ。


まずは男。

男のフェチは、肝心な部分から離れるほどエロいってことを

発見したんだ。すげーだろ。

それはどういうことかというとだね、


「おっぱいフェチ」 まぁ、男の大多数はおっぱい好きなわけ。

これについては、公言できるほど当たり前だ。

つぎにさ、「足首フェチ」これはやらいよ。

「尻フェチ」よりも「太股フェチ」よりもやらい。


「足の指フェチ」これはもっとやらい。

やっぱり、肝心な部分から離れるほどやらいべ。

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もっと離れるともっとやらい。


「足のニオイフェチ」

もう、これは、体から離れている。

「ロングブーツのニオイフェチ」

さらに限定されると、さらにやらい。

「バッシュのニオイフェチ」

臭いほどやらい。

「切ったツメフェチ」

意外なものほどやらい。


ニオイならまだいい。

「眼鏡フェチ」

ここまでくると、もはや物だ。


わかってもらえたかな?っつーか、アホだな。おれ。



一方ずるいのは、女だ。

「ちんぽフェチ」これは聞いたことないゾ!

でも、このフェチがあれば、そーとーやらい。

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よく聞くのが、

「手フェチ」

「二の腕筋肉フェチ」

「血管フェチ」

これは、ずるいよな。

なんか、清潔に聞こえる。


これが男だったらそーとーなエロだ。

男の「血管フェチ」

これは、やらい!

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つーことで、男は離れるほど、女は近づくほどやらい

さらに、男は抽象的なほど、女は具体的なほどやらい

ってのが、「フェチ」の本質だ。



わかったな。


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轟一家「ラブ&ベリー」

「ラブ&ベリー」

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********************* 数日後 ********************************






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轟一家「絶対死ねない」

「絶対死ねない!」

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女性なら

助手席に
   こけし1本
      安全運転

といったところでしょうか。のぉぉ〜〜ほっほっほっほっほ!

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橋本部長シリーズ「橋本部長と歯科助手」

「橋本部長と歯科助手」


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橋本部長は、歯医者の天井のチラつく蛍光灯が気になってしょうがなかった。

百貨店勤務の彼にとっては、こういう部分もサービスの一つと考えているからだ。

診察台で仰向けに寝ている彼に歯科助手が近づいてきた。

歯科助手「はい、橋本さん、アーンして。」

橋本部長はたまりかねて、起きあがった。

橋本部長「あのね、オレは子供じゃないんだから、アーンはないだろ、アーンは!」

歯科助手はビックリして謝った。



歯科助手「それでは、歯石を削るので、しみたり、痛かったら言ってください」

歯科助手のピンセットが、いきなり橋本部長の過敏な部分を刺激した。

橋本部長はたまりかねて起きあがった。

橋本部長「あのね、口開けてるんだから、ものが言えるわけねぇだろ!」

歯科助手はビックリして謝った。



歯科助手「入れ歯の高さみるので、カチカチしてみてください」

橋本部長はたまりかねて、起きあがった。

橋本部長「あのね、子供じゃないんだから、カチカチはねぇだろ!カチカチは!」

歯科助手はビックリして謝った。



橋本部長の治療は終わり、橋本部長は歯科助手に丁寧にお礼を言った。

「ありがとうございまっちゅ!!バブバブ ママーーーン!」

橋本部長は、きびしい人だが、いい人だ。

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「娼婦イザベラとアンダスタン」

「娼婦イザベラとアンダスタン」

岐阜の盛り場も8丁目になると、ネオンもまばらだ。

8丁目の角を西の小道に入り、3軒ほど歩くと、タバコの自動販売機がある。

暗い小道の販売機なので、そこだけ妙に明るくて、目が良い方ではないアンダスタンには

それがあたかも、太陽のコロナのようだった。

その販売機の前が娼婦イザベラの定位置だ。

ふたこと、みこと会話したあと、2人は腕を組んで、ホテル街へと消えた。

イザベラはいつもより激しかった。そして、とびきりのサービスをした。

そう、したのだが・・・

イザベラ「アンダスタン!アタイがこんなにサービスしてるのに、あなたはさっぱりじゃない!」

イザベラ「ちっとも立たないわ!」

アンダスタン「立ってるよ。」

イザベラ「立ってないわよ。」

アンダスタン「立ってるよ!」

イザベラ「立ってないわよ。先ッポが下向いてるでしょ! ホラ!」

アンダスタン「立ってるよ!いきり立ってるんだ!」

アンダスタン「だって、アンダスタンは・・・」

アンダスタン「下に立つ!!!! ドゥ ユゥ アンダースタン?」

イザベラ「どっひゃーーーーーーーーん!」

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ナンセンス「クリボイログの鉄」

「クリボイログの鉄」

マッチョメは気の利いた奴だ。

「冗談じゃないよセニョール!そんな鉄クリボイログに行ったらゴロゴロしてましょ」



マッチョメの気の利いたセリフに横やりを入れたのが何を隠そうあのポチョムキンだった。

「ムキンポって奴かい?」



マッチョメはと−とうキレてしまった

「ダメよぉ〜セニョール、鉄はこうでなくっちゃ!」

そう言って、彼の鉄がどれだけ固いか証明して見せたのだ。



ポチョムキンの腹は煮えくりかえった。自分の鉄にプライドをもっていたからだ。

「やい!マッチョメ!ムキンポ臭いからやめなちゃーい!」


マッチョメも負けてはいない

「ポチョムキンのムキンポ鉄くさぁ〜い!」



ヒートアップしている二人をしり目に、マロンスメルはマイペースにこう言った。

「あのさ、ポチョムキンの鉄ってさ、ぴっぴっぴぃ〜のしゅっしゅっしゅ〜の一滴かけちゃうぞ!って感じだべさ?」

要は栗の花のニオイがすると言いたいのだ。



鉄のことをバカにされたポチョムキンはさみしそうにうなだれた。

次の日、ルーシーがムキンポをクンクンするという結末なんて、そのときは知るよしもなかったのだ・・・・・

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「ピンキーとドブソン」

「ピンキーとドブソン」

ドブソンは葉巻をくわえ、なにやらブツブツブツブツ。

「まったく、ピンキーは大したタマだぜ!」

「何なんだ!あの女はよーー!まったくよー!」

「オレを誰だと思ってやがるんだい!」

「アバズレの、尻軽の、女狐が!!」

「調子いいことばっかり、ぬかしやがって!」

「誰のおかげてメシが食えてるとおもってんだ!」



そこに、ピンキーが突然ドアをあける。

ピンキー「あら?居たの?」

ドブソン「居たの?これだもの!」

ドブソン「あら?居たの? へっ! 居たのはないでしょ、ピンキーちゃん!」

そう言って、2人は仲むつまじく部屋を後にした。

おもしろくないのは、ソファーの下で2人のやりとりを聞いていたニャントである。

ニャントはネコだったのだ・・・・・・

END







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「欽也」

「三人」


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僕は仁(ジン)のあの叫び声が忘れられないんだ。

37才になった今、どうして25年前のことを思い出すようになったのかな。

いや、違うな。

いつも心のどこかにそれがあったんだ。

そして、偶然の出来事だった、彼との再会、

さらに言えば、イジメ問題が最近になって急にマスコミに出るようになったからなんだ。


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欽也と僕とジンは、小学校のころからの友達だったんだ。

欽也とジンの二人は、そのずっと前から仲がよかったみたいだ。

二人がどうして友達になったのか?それは僕にはわからなかったし、

子どもだった僕は、当たり前のようにそれを受け入れていたんだ。



それって、今思うと、とても素敵なことなんだ。




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欽也はちょっと変わった奴だった。学校には禁止されていた下駄で通っていて、いつも先生に怒られて。


何をするのも遅くって、

カバンや机の中は

いつも、ぐちゃぐちゃ。

ツメ入りの首周りは、フケで一杯だった。

よくイジメられて泣いたりしてたんだ。

自分からは決してしゃべろうとはしなかった。話しかけられたことに答えるだけなんだ。

でも、僕とジンだけにはそうじゃなかったんだよ。






「欽也のこと」


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学校の先生は、欽也がノロノロやってると、あきれたまなざしで、

「欽也よぉ〜、お前いつまで給食くってんだぁ〜」

って言ってたな。でもさ、

しょーがねーんだよ。


欽也にテキパキしろってのが、不可能なことだったんだ。


僕たちは、中学校に入って、別々のクラスになったんだ。

そりゃそうだよな。僕らの入った中学校はマンモス校で、1学年12クラスもあったんだから。

仮登校の日さ、体育館でクソ重たい教科書もらって帰る時さ、

僕とジンと欽也の3人で帰ったんだけど、

欽也がシクシク泣いてたんだ。


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欽也はいじめられてよく泣いてたんだけど、3人でいるときに泣くことなんてなかったんだ。

「なに泣いてんだ?」

ジンが聞いても、欽也は答えなかったんだけど、きっとあれは僕ら別々のクラスになったからなんだ。



欽也はどうして、僕やジンとツルむのが好きだったんだろう?

不思議なんだ。

だってさ、ジンは欽也のことをイジメてたんだ。今思うとひでぇことしてた。

僕はそれを見てケラケラ笑ってたんだ。最低だよな。

ジンはよく、

「欽也!ロートやれ!」

って命令するんだ。

そしたら欽也がさ、

「ロート、ロートロート、ロートせ〜や〜く〜♪」

ってさ、ハトが飛ぶマネしながら歌うんだ。

それ見て、僕とジンが大笑いするんだけど、ジンは調子に乗って中学校の廊下で、

欽也とすれ違うたんびに、命令するもんだからさ。


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それを見てる連中も、みんな欽也に「ロートやれ!」って言うようになっちゃってさ。

以来、欽也が廊下や教室で、集団にロート歌わされてるシーンをよく見た。

今思うと、欽也はすごく嫌だったと思う。当たり前だよ。




でもさ、欽也はそんな僕やジンのあとをついて回って遊んでたんだ。




僕らは、友達だったんだ・・・・・きっと。








「ジンのこと」

ジンと仲良くなったのは、奴と殴り合いのケンカをしてからなんだ。

ケンカして仲良くなるなんて、漫画みたいだけど、実際そうだからしょうがない。


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殴り合いっていうか、一方的に僕がやられたんだ。

ケンカの理由は忘れた。きっと、ツマンナイことだったと思う。

だけど、そのとき、泣きながら止めに入った欽也の言ったことは覚えてる。





「金澤(僕の名前だ)の方が正義なんだからな!」



ジンは早熟だった。

「ジンはちん毛が生えている」

欽也が僕にそう教えてくれたのは、小学5年生の時だ。

体も大きく、がっちりしていて、チビでヤセだった僕との力の差は明かだった。

中学校に入ると、ジンは大人の体つきだった。指は太く、分厚かったんだ。

12クラスもある中学だったけど、ジンは間違いなく学年で一番強かった。



ジンは段々不良になっていったんだ。


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でもね・・・

不良なんて、外見がそうなだけで、

小学校からの付き合いの僕らにとっては、

ジャージ着て野球帽かぶってるジンの延長線でしかなかったんだよ。


短ランに、スリータックボンタンはいて、

ビニールメッシュのベルトして、ソリいれた子どもなんだよ。

当時は、毛のついたミツウマの長靴はくのが、不良のステータス
だった。

ジンもそうだった。

不良仲間もジンにはいっぱいいたけど、



僕と欽也とジンは毎朝一緒に中学校に通って、一緒に帰っていたんだ。



チビでヤセていたマジメそうな僕と、イジメられっこの欽也と、学年一の不良の3人が

毎日一緒に学校に行って、一緒に帰るってのは、傍目から見てどうだったろう?


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でも、僕らは毎日一緒だったんだ。

そして、3人でいるときだけは

僕らは対等だったんだ・・・・・



朝はジンが住んでいた牛乳屋の1階の車庫で待ち合わせるんだ。

毎朝僕と欽也はその車庫でジンを待っていた。

ジンは、必ず10分は僕らを待たせて、ヤナギ屋のポマードのニオイをぷーんとさせて降りてくるんだ。


ジンの肩掛けカバンは、ペッチャンコだった。薄くなるように糸で縫ってたんだ。

中身はカンペンしか入ってないから、

「欽也!教科書かしてくれ!」

って教室の窓あけて欽也から教科書借りるんだ。

夕方になると、

「欽也、カナ!帰るべ!」

って教室の窓あけるジンの残像が今でも残ってる。


ジンがどんな気持ちで僕や欽也と付き合っていたかは知らない。

だけど、大人になった今忘れてしまったやさしい気持ちを

僕らはそのとき、持っていたんだ・・・・・・









「ゆきどけ」


中学3年最後の終業式を終えた僕らは、ぽかぽか日和の午前に、

いつものようにダラダラ一緒に帰ってたんだ。

ジンは私立の商業高校への進学が決まっていた。

僕は、公立の中途半端な進学校の試験を終えていて、発表を待っていた。

欽也は僕らの帰り道にあった、成澤板金で見習いとして働くことになってたんだ。


昼まで時間もあったし、僕らは近くの三角山に出かけた。

僕らは小学校のころから、三角山で遊んでたんだ。

三角山には、ぼくらを飽きさせないすべてがあったんだ。

オニヤンマ、ヘビ、カナヘビ、カエル、サンショウウオ、クワガタ・・・

僕らは季節にあった獲物を求めて、遅くまで飽きずにあそんでいた。

ちょうどその日は、中腹にある窪地に向かって雪解け水がせせらいでいて、とってもキレイだった。


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ジンはせせらぎの雪解け水を

すくって飲むと、

「うまい。なまらうまい!この水!」

そう言って、僕と欽也にも

飲めと促したんだ。

僕は気が進まなかったけど、

欽也もうまいって言うからさ、

カラー軍手をポケットに入れ、両手ですくって飲んだんだ。

手が切れるくらいしゃっこい水は、やっぱり口の中でもやたらに冷たくて。



僕は大人になった今でも、あれほどうまい水を飲んだことがない。






その日から学校に行く必要がなくなって、僕は毎日のようにゴロゴロ家で過ごしていたんだ。

そして、あの日が訪れた。ストーブを切るくらい暖かかったあの日。







欽也が死んだ日だ。











欽也は三角山の山すそにある、集水ますで溺死体で見つかったんだ。

どうやら、欽也は雪解け水をくみに、魔法瓶を肩にかけ、一人で三角山に入ってたらしい。

欽也の足跡は、その帰り道に横断していたU字溝を踏み抜いていたらしいんだ。

U字溝の上には厚く雪が積もっていて、それがあるとは判断が付かない状態だった。

だけど、雪の下はものすごい勢いで雪解け水が流れてたんだ。

おそらく、欽也はU字溝の上の雪を踏み抜いて、そのまま雪解け水の激流に足を取られ、

200mも下流にある集水ますに流れ落ちたんだろうって、おばさんが言ってた。






欽也の葬式は、街中にあった教会であげられたんだ。

教会に行くと、ジンが他のクラスメートと談笑してた。

僕はジンと話したくなかった。だから気づかないふりをして一番離れたところに立ってたんだ。

きっとジンも同じ気持ちだったんだと思う。

でも、会場を後にするとき、どうしてもジンとすれ違う瞬間が来たんだ。




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「カナに借りてた漫画、まだ返してねーな。わりぃー」


ジンのあんなにテレくさそうな、キマリ悪い顔を僕はみたことがなかった。






そのとき、はじめて・・・・はじめて、僕は・・・僕は・・・・






ジンが僕の何百倍も悲しんでいることを知ったんだ・・・・・・






公立校の合格発表の前日、卒業式に行く日、

ひさしぶりに牛乳屋の車庫で

ジンを待っていた。卒業式に向かう途中、僕とジンは一言も欽也の話しはしなかったんだ。

卒業式の帰り道も。欽也の話はしなかった。

だけど、ジンは欽也の落ちた穴を見に行こうと、僕を誘ったんだ。


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U字溝には、黄色と黒の縞のロープが張られていて、欽也が落ちたと思われるところに、

花束と欽也が好きだったシトラスのボトル瓶が置かれてたんだ。



そこで、ジンが「欽也ぁー、きんやぁーーー!」って叫んだんだ。


僕はただ、ひたすら、おいおい泣いたんだ。


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それから、僕とジンはそれぞれの高校に進んだ。

たまに、バスターミナルで会ったけど、僕らはいっしょに遊ぶことはなかった。

高校卒業後、ジンは東京に行ったとウワサで聞いたけど、

それっきりだった。


でも、偶然の出来事で、僕らは37才になってこの街で再会したんだ・・・・・










「欽也の日記」
(BGM:裏で開きながらお読みくださいhttp://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/hog/shouka/hananomachi.html


ロッテリアの窓から街宣車が見えた。

店内まで聞こえる車載スピーカーからは、

僕の大好きな「花の街」が流れていて、


街宣車が視界から消えたあとも、

僕の心の中にその曲がリフレインされていたんだ。


僕は、一人で仕事を始めてから、

こんな風にファーストフード店の百円のアイスコーヒー

をのみながら、企画書を書くようになったんだ。



「金澤さんですか?」



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それは、突然のジンとの再会だった。

ジンは僕のイメージよりずっと小さくて、

もし声をかけられなかったら絶対に気づかないほど普通だったんだ。

僕らは再会を喜んで、堅く握手を交わし、抱き合い、お互いの肩をたたき合ったんだ。




「7時の飛行機だ」


ジンはその日のうちに東京に帰らなくてはならなかった。

この街には出張で数日宿泊したらしい。


僕らは午後の仕事を終えると空港で待ち合わせ、

一番すいていた店を選んでビールを飲んだんだ。


僕らはお互い結婚していて、家族や仕事の話を楽しく話し合ったんだ。

一番盛り上がったのは、欽也のロート製薬の唄の話だった。

僕らは、無呼吸になるほど、欽也のロートを思い出して笑ったんだ。


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不思議と僕らは、欽也の死を偲ぶ話や、僕が知らないことが多かった欽也の生い立ち、

そしてなにより、欽也は僕とジンをどう思ってたのか?って話はしなかった。


ジンが搭乗ゲートを通るまでは、まるで学校の帰り道のような「日常」がそこにあったんだ・・・



数日後、ジンから封書が届いた。

そこには、汚い字で

「久しぶりに楽しかった」と書かれていた。

「欽也の日記のコピーを送る。それは欽也のお袋が俺に送ってくれたものだ」

と追伸に書かれていた。
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A4のコピー用紙が2枚・・・四つ折りされていた。

僕は胸がいっぱいになったんだけど、


ゆっくりと・・・





それを開いてみたんだ。







そこには、中学生の子どもの書いた、子どもらしい日記が書かれてて、

少しは期待していた僕とジンの話しは一つも書かれていなかったんだ。


そして、すべての日付けの終わりにかならず、



「正義は勝つ」




って書いてあって・・・



欽也、お前は正しかったんだよ!



誰の悪口も言わないで、



素朴で、



こんな僕とつきあってくれて、



お前は、正しかったんだんよ・・・・




僕はこの年になって、子どもの頃の欽也のやさしさが、

やたらと切なく、自分の子どものようにいとおしく感じてたんだ。


そして、やさしかった欽也への思いは・・・

やっぱり「ありがとう」でしかなかったんだ。



僕は涙で濡れた目をぬぐい、

小さな声で「欽也!」って



呼んでみたんだ・・・・・・・
















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♪ 虹の都 光の港
    キネマの天地  ♪

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♪ 花の姿 春の匂い
     あふるるところ ♪

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♪ カメラの眼に映る かりそめの恋にさえ

  青春もゆる 生命(いのち)はおどる
             キネマの天地 ♪






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つづく


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なぜ? その1

「ナナハン」


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ペプシのナナハン、部活帰りホントに旨かったにゃぁ〜
女の子との回しのみで、口付けてくれた時はうれしかったぁ〜。

でも逆に自分に回ってきたら、口つけれなかったりしたにゃぁ〜
それは、「俺が口つけて飲んだら、キモちわるいかなぁ〜?」
っていう謙虚な心からだったんだけど、
自分があげたボトルに口つけられなかったら、イヤだにゃぁ〜。
だから、回しのみは、口つけるようにするっつーのが、
38歳になったオヤジの結論なのであーーーる。
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なぜ? その2

「ガンボイ」


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高校時代・・・バスの中
これがいい思い出なのよ。

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なぜ? その3

「ツンツン」


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最近まったくツンツンされていないので、
ツンツンされたいっす。

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なぜ? その4

「月とスッポン」

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男女問わず、好きな人に好きだと言うのはテレくさい。
でも、「大丈夫だよ」とか「それでいいんだ」
ってのは言える。
好きになった人、応援したくなる人が持ってる「何か」・・・

それは、なかなか言葉では表せないんだけど、
老若男女問わず、それがあるのはたしかだ。

「きっと良くなる」という一言で、その人の人生がいい方向にかわる。
得たいのしれないエネルギーになるんだ。

次回、「なぜ?シリーズ」最終回。

このブログ気に入って見てくれてる人にも言いたい。

イケてるぜ!大丈夫!

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テーマ : お笑いを愛する人の日常日記 - ジャンル : お笑い

なぜ? その5

「らくがき」

BGM:swamps[らくがき]を裏で聞きながらよんでくださいね!)


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Hey my friend!

君は今でも元気にしてるのかな?

幸せでいるかな・・・   swamps「らくがき」